送り出しについて予習する
大衆演劇には送り出しという文化があります。公演によっては送り出しがない公演もあったり、送り出しの際のルールが劇団さんごとに違ったりします。
劇団鯱の通常の公演では、公演後に劇場出口付近に役者たちが並び、お帰りになるお客様にお礼の言葉を伝えながらお見送りをしています。その際にひとこと感想を伝えたり、写真を1枚撮ったり、役者とお客様が直接触れ合える時間なんです。今日の公演よかったよ、などとお声がけいただけた日は、私たちにとってとてもうれしい日になります。

舞台上からの送り出しになることも

ラストショーの衣装のままお見送りです
目指せ『送り出し』上級者♪
送り出しはお客様同士譲り合って、ひとことずつ交わして気持ちよく帰り道につけるのがいいですね♪
必ず何か話さなくてはいけないということもなく、会釈だけで帰られるお客様もいれば、写真1枚撮って終わりのお客様も多いです。ご予定があって帰り道をお急ぎのご常連様などは、送り出し列には並ばずにささっとお帰りになっていきます。
また、市街地にある劇場さんでは、送り出しが長引いたり大声での会話を続けたりすれば、ご近所迷惑になることも。地域の方々とのよい関係を保つためにも、お客様ひとりひとりにご協力をいただければ幸いです。
はじめての方でも、ベテランの方でも、さっとひとこと伝えてスマートに帰るのが粋なお客様! はじめてのお客様でも、たったそれだけで送り出し最初から上級者になれちゃうんですよ♪